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「初めまして。楠木 皇汰 14歳。バスケ部部長です。姉がお世話になりますので、何卒よろしくお願いします」
こ、皇汰が、ハキハキ、シャキシャキそして、デレデレしてる……。
「お姉さん、凄く綺麗ですね」
確かに!
胸しか見てなかったけど、見上げたらスッゴい美人さんだ!
分厚く真っ赤な唇はセクシーだし、茶髪のパーマをかけた髪が、顔にかかってるのも色っぽい。
何より、ミニスカートにエプロンが艶めかしいです……。
そりゃあ、皇汰もデレデレしちゃうよね。
「あらっ 本当に可愛いわぁ。 ちょっとカレー食べて行かない?」
しなを作って、皇汰の腕を掴むと、セクシーな唇から色っぽい声を出す。皇汰が唾を飲むのが分かった。
「す、すいません! 管理人さん、まだ挨拶周りが終わってないのでっ」
免疫のない皇汰の手を奪い、慌てて離れると、管理人さんは私を見て、にっこり笑った。
「『みかど』ちゃんよねぇ。私、貴方と同じ大学なのー! よろしくねぇ」
……同じ大学!?
もしや同じ学年!?
こんなに発育が違うのに???
「挨拶周りしても、まだ誰も帰ってないわよぉん」
玄関から、外階段を見上げて、そう言った。
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