101号室 紐パン飛ぶも多少の縁

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「初めまして。楠木 皇汰 14歳。バスケ部部長です。姉がお世話になりますので、何卒よろしくお願いします」 こ、皇汰が、ハキハキ、シャキシャキそして、デレデレしてる……。 「お姉さん、凄く綺麗ですね」 確かに! 胸しか見てなかったけど、見上げたらスッゴい美人さんだ! 分厚く真っ赤な唇はセクシーだし、茶髪のパーマをかけた髪が、顔にかかってるのも色っぽい。 何より、ミニスカートにエプロンが艶めかしいです……。 そりゃあ、皇汰もデレデレしちゃうよね。 「あらっ 本当に可愛いわぁ。 ちょっとカレー食べて行かない?」 しなを作って、皇汰の腕を掴むと、セクシーな唇から色っぽい声を出す。皇汰が唾を飲むのが分かった。 「す、すいません! 管理人さん、まだ挨拶周りが終わってないのでっ」 免疫のない皇汰の手を奪い、慌てて離れると、管理人さんは私を見て、にっこり笑った。 「『みかど』ちゃんよねぇ。私、貴方と同じ大学なのー! よろしくねぇ」 ……同じ大学!? もしや同じ学年!? こんなに発育が違うのに??? 「挨拶周りしても、まだ誰も帰ってないわよぉん」 玄関から、外階段を見上げて、そう言った。
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