101号室 紐パン飛ぶも多少の縁

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「えっ」 祝日だから、てっきり皆さん部屋に居ると思ってたのに。 「でも、挨拶に行ったら喜ぶ人たちばかりよー。日本オタク、漫画オタク、ホストにデザイナー、私たちの通う大学の教授もいるわー」 「そりゃあ個性的な面子ですね」 呆然とする皇汰が、少し可愛い。 「私は、岸六田 千景(きしむだ ちかげ)。去年から、おばあちゃんの代わりに管理人として住んでるのー♪ 男ばっかりだから、可愛い男の子と女の子で嬉しいわー」 ……美人さんで性格まで良くて、こんな素敵な管理人さんで良かった!! 推定Fカップはありそうなグラマー美女さんと、チビめがね、三つ編みのBカップはちょっと不釣り合いかもだけど、 優しい人が同じアパートに居るだけで、凄い安心できる。 結局、ご好意に甘えてお部屋にお邪魔し、渡したお菓子を食べながらご飯が炊けるまで談笑していた。 すると、ドアをノックされた。 「もーう! 千景さーん!!!」 ドンドン、慌ててドアを叩く、人。 202号室の、お兄さん。 これが出会い。
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