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「まっ、明日になったら分かる」
彼は美桜の頭をガシガシと撫でた。
「い、痛い…」
美桜は涙目になりながら頭を抑えた。
「お前可愛いな」
彼はニカッと笑ってかがんで美桜と目を合わせた。
「…へ!?」
美桜はいきなり目を合わせて来たので顔が赤くなり、素早く後ろに下がった。
「ぷっ…」
からかいが成功したからか、彼はやけに喜んでいた。
「…あなたって、人に驚く様なことを言ってからかうのが好きなんですね」
美桜はそう言ってため息をつく。
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