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【船内208号室】
健志郎の部屋
朝になったみたいだ………TowNにはまだついてないらしい………
『え~まもなく~TowNに到着します。お忘れ物のないようご注意ください』
船内アナウンスが入ったことだし………準備でもするか……
コンコン、
扉を叩く音がした。
誰だ?
『どちら様ですか?』
『水無月です。その声は佐々木さんですね。なぜ野間さんの部屋に?』
『昨日健志郎が一人で寝るのが怖いっていったから一緒に寝たんだよ』
『………そうですか』
どことなく哀れみの入った声調だ……
変な勘違いされてないよな………?
『それより……村上さんのご要望によりTowNにつくまえに自己紹介をしようとのことです。なので食堂にきてください』
『そうか、わかった』
『では待ってますので……早めに来てください』
時雨は走りさっていったようだ。
『おい、健志郎、起きろー朝だぞ』
『ぅん…………おはよぅ』
健志郎はあくびをしながらそう言った。
『お腹へっただろ、食堂にいこうぜ』
『そだね……行こっか。すぐ着替えるね』
……………自己紹介か……どんな奴がいるんだろうか…
今のところわかっているのは…………
さっき部屋に来た
水無月 時雨 才能は心理的な分野
中肉 みみみ 才能は何か分からない………
あとは隣にいる野間 健志郎 そういえば何の才能か聞いてなかったな………
『なぁ、健志郎の才能ってなんだ?』
『僕の才能?……ふふ♪まだ秘密だよ~』
『なんだそりゃ………教えろよ~』
『早く食堂に行こうよ♪』
何言っても教えてくれないんだろうな………
『そだな、行こうか』
俺たちはみんなが集まっている食堂に向かうことにした
【船内食堂】
『わーい♪昨日から何も食べてなくてお腹ぺこぺこ~………っていっぱい人がいるね♪』
健志郎はすごくニコニコしながらそう言った
『あぁ自己紹介するそうだからみんな集まってるんだよ』
『来ましたね。あと三人足りませんね…………待ちましょう』
『ここすごいよ!お菓子食べ放題だ♪』
皿一杯のお菓子をもちながら席についた………
しばらく待っていると
人が三人ほど入ってきた
『ではそろったようなので始めましょうか』
そういって時雨からが自己紹介を始めた………………
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