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森に入った訳なのだけど肝心なことを忘れていたわ…
「おばあさんの家ドコー!?」
私の声が森に響いた
私としたことが、地図を忘れてしまうなんて…
一度帰るべきかしら…?
私は来た道をゆっくりと振り返り確認した
その道は通った時と同じ、ザ・森と言った感じの道。
かすかに入ってきた入り口も見える
私はしばらくその場に立ち尽くし来た道を戻り、地図を取りに行くか考えた
「いいえ…私に帰るという選択肢はないわ!意地でもおばあさんの家に辿り着いて見せるんだから!」
地図なんてなくても良い
こう結論を出すと私は再び前を向き歩き始めた
《ガサッ…》
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