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「は…?…え?…な…に…?」
茂みの中から姿を現したのは二足歩行の狼
スゴいわ…森の狼は二足歩行なのね
「おい小娘。さっきの威勢はどうした?」
目の前の狼は私を食べることでも想像していたのかニヤニヤとニヤケながら私に言ってきた
「あ……ね、猫だか犬だか知らないけど、私は食べても美味しくないわよ!」
何を言ってるんだ私は
私はシャドーボクシングをしながら答えた
私なりの精一杯の右ストレートを見えない敵に放った
私の中では敵はKO。私の勝ちだ
でも現実は非情である
狼はフッと私を鼻で笑うと、なぜか右ストレートを見えない敵に放つと私を見て言った
「オレサマの勝ちだ」
「は?」
何なのよコイツ
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