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「は?なに言ってんだ、お前」
狼は拍子抜けといった表情を浮かべ言った
…もしかして…チャンス!
私は拍子抜けた表情を浮かべている狼のわずかな隙をつき、更に隙を作るため足元の土を掴み狼の目を目掛け投げつけた
「それ!」
「…!?ヌワァ…!?」
土は油断していた狼の目に見事命中。狼の視界を奪うことが出来た
「コノォッ…小娘ェ…!!」
私は目に土が入り苦しそうに目を擦る狼を置いて、走り出した
急がなきゃ!狼が視力を取り戻す前に!
私はがむしゃらに、ろくに整備もされていない森の道を走った
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