1日目 -side知春--

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∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 目が覚めるともう日も高い、昼過ぎてしまっているのではないだろうか。 そういえば、妙な夢を見たのだっけ。 ソラが人間の姿になって夢にでてきた。 昨日の深酒のせいだろう。 丁度1年前の昨日、知春の腕の中でソラは逝った。 その様子を思い出して、泣きながら飲んだ酒のイタズラだろう。 夢の中の幻でも、ソラにまた逢えて嬉しかった。 ぼんやりした頭で朝方の出来事を思い出しながら起きると……足元に丸くなって寝ているソラの姿があった。 ――夢ではなかったようだ。 ソッと、起き上がりカーテンを開けて陽を入れる。 昼間の強い光を浴びるとソラの体は半ば透けて見える。
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