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毛先がキラキラと輝きながら薄くなり、その姿が消えていく。
「え゛? ど、どうしようっ!」
陽を当てると消えてしまうのだろうか? まるで吸血鬼のように。
「眩しいよー」
消えたと思ったその場所に、現れたのは人の姿のソラ。
「わぁ、消えちゃったのかと思って焦った」
思わず泣きそうな声になってしまう。
「もー、寝起き悪いの忘れちゃったの? イキナリ乱暴だにゃー」
消えて、また現れる。姿がその変わる工程は見ているとギョッとするが、本人はケロッとしたものだ。
何事もなかったように、寝起きの不機嫌そうな声を出す。
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