第1章

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in 三つ葉高等学校 校門前 三つ葉高等学校は、50個の部活があるために 入学式の翌日に部活動紹介があり、1日行われる。 「部活動紹介で、1日ってきついよね。」 「紹介の順番がわかっているから、その部活動に狙いを定めれば、寝ることも可能だぞ。」 部活動紹介を楽しみにしている同じ新入学生の声を聞き流しながら、友人を校門の前で待つ女子学生が1人。 「ともー。」 おそらくその校門の前で待つ女子学生のあだ名を呼ぶ元気な女子が慌てて、走ってくる。 「ごめん、とも。髪を直すのに時間かかちゃって。」 「ん。まあ、いつものことだから、気にはしてないよ。うちが気にしてたら、ワカサマと待ち合わせできません。」 「人が気にしてることを強調するなよー。」 2人はそう言って、校門の前でじゃれあっていた。 すると、1人の男子が声をかけてきた。 「ここで、じゃれあうなよ。高橋さん、成利さん。」 「なんで私たちの名前知ってるの。」 「俺、今泉龍也っていうんだけど、見覚えない?」 2人は、聞き覚えのない名前らしく呆然としていた。
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