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唇が迫ってくるのを辛うじてそれだけは手を宛てがって阻止すると、
「優菜は冷たいな。」
と口を尖らせた。
アマアマで私にだけ優しい大くんが可愛くて本当はキスしたいし、ずっとベタベタしてたい。でもやっぱり人前は無理だ。
その後、夜はお別れ会があると言う大くんは4時までの時間制限付きで家に来た。
莉菜と三人で昼御飯を食べたあと、莉菜は気を利かせたのか友達のところへ行ってしまった。
莉菜がいなくなって、大くんが大胆になったのは言うまでもない。
私の部屋で熱い熱い時間を過ごした。
この温もりにも後少しで触れらえなくなると思うと寂しくて悲しくて…時間ギリギリまでその温もりに溺れていた。
まだ大くんの入試の最終結果は出ていない。三日後にそれが分かる。
私が知ることが出来るのは日曜の公園だ。
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