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『そろそろ名残惜しいけど、終わりの時間がやってきちゃいました』
あれから数時間。
みんなは何回か衣装チェンジをしたり、パフォーマンスをしたりして会場を湧かせていた。
女の子達はその度すごく興奮していて、RISEのみんなは女の子達にとって王子様なのだと思った。
『ってことで、最後はこの曲ーー…』
そういってはじまった最後の曲は、みんなが一緒になって歌える曲。
これも定番なのか、会場のみんなは一緒になって歌う。
会場が一体化して、コンサートの終わりを感じさせた。
そして、歌が終わると惜しみない拍手。
たくさんの声援。
リーダーである橘くんが挨拶をして、舞台のあかりが消えた。
すぐにはじまったアンコールにもしっかり答えて、本当の本当に、コンサートは終了。
「ーーーーはぁ…」
ーーーすごかった。
これが、郁のいる世界。
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