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「明日の午後4時から葉山グループに桜通りの裏口使って行ってください。午後6時には自宅で会議ができます。
その後はーーーー」
潤が電話の向こう側に伝えた加宮嬢の予定の組み立ては完璧だった。
無駄のない道。
時間のゆとりも出来ている。
なにより、ここを知り尽くしている。
……知り尽くしていて、当たり前、か。
「潤ちゃん今の何ぃ？！」
「え、と、沙羅の予定を組み立てて、伝えたんだけど…」
「すごいね。
テキパキしてる」
俺はそんな潤に、ある考えが浮かんだ。
「ーーー潤」
RISEのメンバーはなんかしら心に闇を抱えてる。
それを救うには、俺には力不足で、誰も出来やしなかった。
でも、お前なら。
アイツが愛して、アイツを愛したお前なら。
俺を、アイツと一緒に救ってくれたお前なら。
RISEのメンバーを、救ってくれる気がした。
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