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辺りは暗い。
そこは何かの小さな倉庫。
その小さな倉庫の中で、私こと御影深は静かに口を開いた。
「話しをしよう。
あれは今から36万…いや、1万4000年前だったか……まぁいい。
私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとっては多分、明日の出来事だ。
彼には72通りの名前があるから、なんて呼べばいいのか……。
確か…、最初に会った時は殺人者。
そう、アイツは最初から言うことを聞かなかった。
…私の言う通りにしていればな……。
まぁ、良い奴だったよ」
「おいニート。
中途半端に古いネタやってねぇでテメェも働け……。
このテーブルで良いんだよなぁ?」
側で何やら取り出している殺人者(ムドラー)ことムドちゃんにそう言われながら、一つの折り畳み式テーブルを見せられる。
フゥン、まったくしょうのない奴め!!
「殺人者、そんなテーブルで大丈夫か?」
「大丈夫だ。問題ねぇ……じゃねぇ!
変なことやらしてんじゃねぇぞボケ!!」
まったく煩いなぁ。
狭くて声が響くから叫ばないでほしいものである。
「………………」
私は徐に差し出されたテーブルを組み立て置いた。
しかし瞬間―――
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