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彼とは昼休みを2日に一回は一緒に潰しあった仲だった。
鎌倉に行った時も同じ班であったし仲良くなるのに時間はかからなかった。というより仲良くなるほか道はなかったのだが…
この時同じじ班によくわからない奴がいたことにより班の結束力が強まったのだろう
とにかくあの時、俺たちは仲がよかった。もしかしたらそれが悪かったのかどうか分からないが、俺たちの仲を気まずい空気にした事件が起きてしまった。
修学旅行中の風呂、そこでは短い時間でたくさんの人が一度に洗うので、シャワーの取り合いになる。よって列を作ってシャワーがあくのをまたなければならない。すると必然的にどうしても見えてしまうのだ。
下半身が。
ただこれだけ言わせてもらうと俺はホモォでもBLでもない。
そして男なら皆あるバベルの塔に関してはタオルで隠してる奴もいれば、堂々としすぎている変態もいる。
ただこの時、俺が見てしまったものは汚れたバベルの塔なんぞではない。
夏服の制服を着ている彼を見たことがあるが、露出した彼の腕は平均的な日本人 だった。
そして俺は夏休み前の夏服の彼を見慣れてしまっていた。
そう。
彼は。
下半身が。
ものすごく
毛深いのだ。
もう2度見どころか頭抱えて悩み出すほどきれいに上と下で毛の量がラッコとゴリラの比ほどきれーに別れていた。
そしてそれについて深く考えすぎたのだ。外人と日本人の血が上と下で別れているのかとか考えるべきではなかった。
風呂上がり、その出来事は起こってしまった。
俺が虫刺されの薬(プラスチックに薬が入ったプラスチックの先端を押し付けるタイプ)を使っていると彼が貸してほしいと言った。
そのときさっきの‘毛’が目に焼き付いていたので
俺は
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