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「そんなら、さ。」
音弥がニヤリと笑いながら近付く。
「俺と、キスしよっか?」
いつもなら、そんなこと冗談でも言わない。
音弥は、もの凄く酔っていた。
「そーだね。たまには、しよっか?」
私も、いつもなら乗ることない。
でも、私自身も音弥同様、酔っていた。
「よし。目ぇ瞑れよ。」
「ん。」
──────────ちゅっ。
軽いリップ音のあと、ゆっくりと目をあけて、見つめ合って。
ヤバいことに、お互いのスイッチが入ってしまった。
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