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「あー、でも、ちょーっと遅かったかなあ、鮎川。
だって、今、透子、近藤さんが好きなんだもんねぇ?」
「ちょっ!!」
美空の爆弾発言に驚き、思わず手で口を塞ぐ。
ここは、居酒屋で、皆楽しく騒いでるとはいえ、当の本人がいる所で発して欲しい言葉ではない!!
「苦しい!透子!何すんのよ!?」
「それは、こっちのセリフ!!いきなり何を言い出すのよ!?
それに、好きなんていってない!!
誤解されるような事、言わないで!!」
美空を窘めながら、チラリと本人の様子を見る。
2テーブルほど離れた所で、上司たちと楽しそうに話している、近藤さん。
………聞こえてはないみたい。
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