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「こんにちわ。鈴木株式会社です。
御注文の品、お届けにあがりました。」
数日後。
仕事で、お得意様の所に発注があった品を届けるため、外出した。
しかも、なんと近藤さんと一緒。
いつもは一人で回るのだけれど、今日の荷物は大きい物が何個かあり、一人で運ぶにはキツいとのことで、手が空いていた近藤さんが同行してくれたのだ。
「また、お願いします。
それでは、失礼します。」
丁寧にお辞儀をしてから、2人並んで会社を出た。
「ありがとうごさいます。近藤さん。
助かりました。」
「いや、あれぐらい。
ってか、あんなに大きい荷物、麻田さん1人じゃ、運べなかったよ。
あれは、男の仕事だよ。」
「あはは。そーですよね~?」
ヤバい。この感覚。
普通に話してるだけなのに、なんか楽しい。
こんなドキドキ、いつ振りだろう?
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