体は正直?

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『7時に楽耶連れてっても大丈夫か?』 金曜日、お昼休憩中。 音弥から今日のことで、LINEが入った。 今日は、急ぎの仕事もなく定時で終われそうだから…………。 「OKだよっと……………。」 「鮎川から?」   つい口に出しながら打ち込んで送信していたら、美空に突っ込まれた。 「うん。音弥に楽耶ちゃんの事頼まれてね~。」 既読になったのを見届けてから、食事を再開する。 「ああ、お父さんの事で、か………。 ねえ、透子。あんた、ちゃんと考えてる?」 「は?何を?」 考える事?なんかあったっけ? 「やっぱり~。考えてない! 鮎川との結婚の事よ!?」 ブッ!!! そんな事を、しかも会社で大きな声で言われて、思わず噴き出した。 
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