Ⅰ 鈴花と章太

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私は、窓から飛び降りて、章太に駆け寄った。 2階だったし、普通の人より運動神経が良い私には、何ともなかった。 「章太っ!?」 「あ、鈴花…どうしたんだ?」 ……へ? だって章太……倒れて…。 「あぁ…今、転けたんだ~!」 章太があははと笑っている。 「笑い事じゃないっ!!」 「えぇ!?何が?」 「転けたなら……あ~!やっぱり!」 私は、章太の膝を見た。擦り傷が出来ていて、血が出ている。 「早く保健室行くよ!」 「え?う…うん?」 私は、章太の腕を引いて、保健室へ連れて行く。
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