*本編*

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さっちゃん 「いいでしょう。あなたが代わりに。そしたらあの子は、助けてあげましょう」 カリア 「ホッ」 さっちゃん 「アクアプリズン!」 カリア(M) 「はぁ…これでニースは助かる… ?」 ニース 「がはっ …ふぎゃああっぷ…うう…ぶはっ」 カリア 「!? 早く…早くニースを助けてください!」 さっちゃん 「え?なんですかぁ?」 カリア 「約束したでしょう!ニースを助けるって!」 さっちゃん 「約束?ああ…罪を償うために、息子と一緒に死なせてください、でしたっけ?うふふふふ!」 カリア 「! ひどい…」 ニース 「ふがっ…ごぽぽぽ」 カリア 「ニースゥウウ!!!」 【苦しみもがき、溺れ死ぬニース】 カリア 「あっ…ああ…あ…!」 【顎まで水が溢れてくる】 カリア 「ニース!ニースゥ!ああっ…ううう…ニースゥゥゥ……!」 【水が檻一杯に溜まる】 カリア 「がふっ」 カリア(M) 「くるし…!こんな苦しみをあの子に…!うっ…ごめんね…ごめんね、ニース…。ニース…」 【溺れ死ぬ】 さっちゃん 「滑稽で、最高のショーでしたよ。ふははははっ!」 白亜 「……さっちゃん…」 さっちゃん 「!?……みなさん…!?」 名無しさん 「さっちゃん…今の…なに…?どういう、こと…?」 さっちゃん(M) 「チッ。見ていたのか」 名無しさん 「ねぇ…どういうことなの…?ねぇさっちゃん!!」 さっちゃん 「っはあぁーー。全く…バレてしまっては仕方がない。ちょうどお前らとの魔法ごっこにも飽き飽きしていたところだし、こちらとしては好都合だが」 白亜 「……!?」 さっちゃん 「僕、なかなかの演技だったでしょう?隠してたけれど、僕ってああいう人間なんです」 興覇 「『騙していた…?』」 紅玲 「生け簀かない奴だとは思ってたけど、やっぱり裏があったのね。…いや、こっちが本当か」 さっちゃん 「いやぁあなたたちといるのは本当に疲れますよ。魔法人になりたいとほざくだけで、何の努力もしない。向上もしない。ままごとのような修業でなれるわけがないのに」 名無しさん 「…っ…!」 さっちゃん 「僕は世界一の魔法人になる。そのためにあの男の元に来たはいいが、周りは屑だらけだしあいつも一向にまともな修業をさせてはくれない。…だから、もういいです。」 白亜 「もう…いい…?」 さっちゃん 「みんな殺します」
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