*本編*

4/16
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
タクト 「ここ?場所のことかな?卓廉だけど」 白亜 「た、たくれん…?」 タクト 「君たちはどこから来たの?それにどうして空から…」 白亜 「俺たちにもよくわからないんだよね」 タクト 「? とりあえずおいでよ。こっち」 白亜 「…どうする?」 興覇 「『選択肢は一つしかないのだろうか』」 さっちゃん 「答えはない。…ですね」 白亜 「決まりだな。いこう!」 ─タクトの家─ タクト 「申し遅れたけど、僕はタクト。よろしく」 名無しさん 「僕、ってことは…男!?」 タクト 「あはは… よく間違われるけど、僕は男だよ」 白亜 「へぇー…」 タクト 「それで、君たちは?」 白亜 「俺は白亜」 興覇 「『名乗り名は、』興覇」 さっちゃん 「さっちゃんです」 名無しさん 「…名無しさん」 タクト 「よろしく。君は?」 紅玲 「あんたに名乗る義理はないわ」 タクト 「そうかな?せっかく知り合えたんだし、君のことが知りたいな」 紅玲 「あたしは知られたくない。構わないで」 白亜(M) 「な、なんでこいつ… 紅玲にこんな話しかけるんだ…?まさか、紅玲のこと好きなんじゃ…!?」 タクト 「…そっか。じゃあ、気が変わったら教えてくれると嬉しいな」 興覇 「『これは?』」 タクト 「ああ、これは柔道の大会の参加賞だよ」 名無しさん 「じゅーどー?」 タクト 「似合わないってよく言われるんだけどね。…もしかして、柔道を知らない?」 白亜 「ああ。聞いたこともない…な」 タクト 「それじゃあ、よかったら見に来る?ちょうどこれから練習があるんだ」 ─武道館─ 名無しさん 「うわああ…なんかくっさ」 興覇 「『異質な空間だと認識した』」 タクト 「あはは。そうだ。誰か一緒にやってみる?君とか」 白亜 「えっ!?俺!?」 白亜(M) 「無理無理無理!!やったことないしどうせ負けるし勝てないしカッコ悪いだけだって!そんでそんな姿見られて紅玲に嫌われるんだぁ~」 白亜 「いいよ!おもしろそう!」 ------ 白亜(M) 「俺のばかぁ~」 【タクトと勝負する白亜】 タクト 「それじゃあ開始だ!」 白亜(M) 「うっ…うわあぁ…!俺初心者なのに!負ける…負ける…!いくら手加減するからって、そんな簡単に倒せるわけ…!ああああ…っ 負けて、そんで、紅玲に嫌われちゃうんだ…!そして紅玲はタクトと…!いやだああああ」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!