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名無しさん
「それよりどうする?本の中に行っても全然魔法人になる秘訣分かんないし、何のヒントもないし、もうやめる?」
白亜
「いや… この本は、この本の世界は、大切なことを教えてくれたよ」
興覇
「『同意。相手の意見に賛同すること』」
紅玲
「そう?意味の分からない奴らと会って話しただけじゃない」
白亜
「紅玲は…そう感じたかも知れないけど、俺は違う。次の本も、きっと誰かにとって重要な話だ。今の俺たちに欠けているもの… その答えが、見えそうなんだ」
名無しさん
「え~?じゃあ白亜は勝手に行ったらいいじゃん。ボクあきたし」
さっちゃん
「僕も、もう必要ないかと思います」
さっちゃん(M)
「こんなの時間の無駄だ。それよりもっとタメになる本を盗んで知識を叩き込んだら燃やして… 俺だけが魔法人になるための時間に使いたい」
白亜
「いや、行こう。きっとこれは試練なんだ!師匠が与えてくれた、試練なんだよ!」
紅玲
「ちょ… あたしはごめんよ!巻き込まないで!」
名無しさん
「ボクもやだってば~!おい!」
─三冊目─
さっちゃん
「つっ… んん…」
さっちゃん
「……? 森?それに、みんなは…?」
さっちゃん(M)
「僕だけか?…ちっ。面倒なことに巻き込みやがって」
【立ち上がり歩き出す】
さっちゃん(M)
「まぁいい。あんな連中といるより、一人の方が楽だ。全く低レベルな奴らに合わせるのは本当に疲れる」
女性
「きゃあああ!!!」
さっちゃん
「?」
女性
「たすっ…助けて…!助けて…っ!」
モンスター
「グギャアアア!」
女性
「ひっ…!」
さっちゃん
「ゼピブラスト!!」
モンスター
「ギャアアアア」
さっちゃん
「大丈夫ですか?」
女性
「あ、…っ…ありがとうござ── !」
【さっちゃんの手を握った女性が感電死する】
さっちゃん
「おっと… ふふふ。すみませんねぇ。余力が余っていたようだ」
─丘─
紅玲
「ん…」
白亜
「紅玲!大丈夫か?」
紅玲
「ばっ…! ……だ、大丈夫よ…」
白亜
「よかった…」
名無しさん
「全くどっかのバカのせいでまーたわけ分かんないとこにいるし!」
白亜
「そう言うなよ。きっと何か掴める」
名無しさん
「何をだよっ」
興覇
「『気づいているかも知れないが、何か忘れてないか?』」
白亜
「? …あ!さっちゃんは!?」
名無しさん
「ほんとだ。いない」
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