一度は妄想するような日常

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ピンポーーン 明「はーい。」 鳴らされたチャイムに反応し玄関へと進む青年。 名を神山明(カミヤマアキラ)という。 ガチャッ 明「はい?」 明が扉を開けると一人の女性が立っていた。 ・「朝早くにすいません!!隣に引っ越して来たのでご挨拶をと思いまして(汗)」 黒縁の眼鏡をし少しボサついた髪を直しながら女性は少し俯いて菓子折りを差し出して来た。 明「あぁ~…なんかわざわざすいませんね?」 女性から菓子折りを受け取ると、俯いた顔が気になったがあえて詮索することもなかった。 ・「じゃあ私はこれで。」 明「何か分からないことがあれば聞いてくださいね?」 去っていく女性に声を掛けると、振り返り二~三度お辞儀してから自分の部屋へと入って行った。
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