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えっと…今現在朝の8時一体なんで学生服を着たこんなに若い男があたしのベッドの横にいるなんて…分からない。
よく思いだそうにも昨日散々飲んだ頭がガンガンするだけで、考える力すらないような気がする。
………………。
「あの…あたし達何かあった?」
何よりも先に確認しなければならないのはそれのような気がしてあたしはその彼に尋ねてみた。
「もしかして何にも覚えてないんですか?昨日の事?」
そう言われるともう何も言い返せない。
って言うか声高くない?男の癖に…。今更だけど可愛い顔してるじゃん。女の子みたい。
じっと顔を見つめるあたしの視線が気になったらしく向こうから話し始めた。
昨日のあたしの醜態を…
「昨日BARで呑んでたのは覚えてます?」
それくらいの記憶はあたしにだってある…と思いながら頷くと更に彼は話し始めた。
「俺あそこでバイトしてます。歩って言います。昨日散々呑んで動けなくなったミカさんが俺に家まで送れって言ってきて、そんで半分意識ないまま送ったら俺に抱きついたまま寝ちゃったでしょう?だから仕方なく俺も泊まらせて頂きました。」
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