6人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ大方歳ごまかして高校生が夜働いてるってとこ?」
あたしのその言葉に歩はなんとも言えない表情をこちらに向けた。そんな事はあたしにとってはどうでもいい事であたしが本当に知りたいのは、あたしたちがどうしたか、どうなったかって事。
それでも歩をからかうのが面白くてついこんな言葉を発してしまった。
「昨日の夜あたしと歩がどんな事をしちゃったのかも知らないし、何もなかったのかもしれないけど、したんだったら覚えてないのはシャクだから意識がある時にもう1回しようか?」
思いっきりのあたしの悪魔のような顔にハッキリ言って高校生には刺激が強すぎたのかこっちをみようともしない。
あんまりからかうのも可哀想だと思いながら
「今度またお姉さんに興味があるならまたここにいらっしゃい。」
そうあたしが言葉を投げかけるとこっちを向いてまた赤くなる。
可愛い・・・と思いながら心の中じゃあ、ちょっと興奮してしまったりもしていた。イケナイこんな高校生相手に、何興奮してるんだか・・・と思いながら
「ほら?帰らなくていいの?って言うか学校行かなきゃいけないんじゃない?」
そう言って促すと玄関まで送ってあげた。
帰り際に歩が残して言った言葉と行動があたしを更に興奮させてしまう。
「ミカさんあんな言葉聞いたからには覚悟しといてね。そんな余裕なくさせてやるから・・・。」
そう言ってあたしのクチビルを不意に塞いで抱きしめられた。
26歳 橋本 果実 一生の不覚・・・かもしれない
最初のコメントを投稿しよう!