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ゆらり ゆらり
今日も私は水面にたゆたい、景色を眺める。
でも、もう憧れるだけじゃない。
雲が形を変える様を、色々な鳥たちが懸命に羽を広げる姿を、人々の何気ないささやかな暮らしを。
私はそっと脳裏に浮かべ、想像するんだ。
そこでは空だって飛べるし、市にだって行ける。
私に出来ないことなんて、ないんだ。
ゆらり ゆらり ゆらり
私の生きるはこの世界。
沢山の生命に満ちた、美しい、青の世界。
私はこの青に抱かれ生きていこう。
いつか泡と還るその日まで──
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