プロローグ

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聖史「父さん、母さん、おはよう」 両親に挨拶する。 「聖史か、おはよう」 この人は俺の父親で、実は世界有数の大企業の社長だ。 「おはよう。早く行かないと遅刻するわよ」 で、こっちは俺の母親で、父さんの会社の副社長だ。 聖史「大丈夫だよ母さん。まだ時間はあるし」 実際、かなり時間はある。だが、母さんがこう言ったのは俺が良くトラブルに巻き込まれて遅刻しそうになっているからだろう。 「そう?だけど行くときは気を付けてね」 聖史「分かってるって」 はぁ、そう言われても・・・ まぁ何事も無いことを期待するか。
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