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毎朝、始発で乗る電車。 早いせいか、田舎のせいなのかは解らないけれど、電車は混んでいなくて席は余裕で座れるほど空いていた。 私はいつも2両目の1両目に一番近い、簡単に言えば真ん中あたりの席に友達と座っていた。 もう、高校2年生だし電車にも大分慣れていて、いつも同じ電車に乗る人も大体は覚えていた。 ふ、と思った。 あの人が居ない、と。
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