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米、釜戸係。
水谷「……」
ドスンッ
冥居「……」
ドスンッ
会話一つなく黙々とブロックを積み、釜戸を作る二人。
水谷「じゃ、米洗おうか」
冥居「うん」
冥居はコクリと頷き、二人は水道へ向かう。
ジャー……
二人「…………」
再び何も話さず作業を始める二人。水谷は器に溜まっている磨ぎ汁を見つめていた。
水谷「……磨ぎ汁ってカルピスに似てない?」
冥居「……」
口の端を上げも下げもせず、無言で頷く。
水谷「あとで金井君と地福君に飲ませてみようよ」
冥居「……いいね、乗った」
磨ぎ汁をこっそりと袋に移し変え、変なイタズラを練っていた二人だった。
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