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裏切られたあの時、貴方が知っている俺の人格は死んだ。
貴方が俺の世界だった全ても…消えた。
掌を反した生徒会のヤツラももう赤の他人。
「あっ、あの……」
「…」
多分勇気を出したであろう目のクリクリした男の子。
でも、それを俺は無視して歩く。
だって俺もやられたから。
いじめられてたのに親しくしたいなんてそんな馬鹿じゃないから。
視線が痛い。
その中を歩くけど、気にしない。
二年生の俺の教室は二階だから豪華な校舎の青絨毯がひかれた階段を上る。
ドンッ!と肩が後ろからぶつかられた。
「あっは!汚っねぇ~っ!!誰かと思ったら唯鷹…」
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