第一章 出会い

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「アルッソさん、まさかまた徹夜でお酒飲んでました?」 そういってセレンは鼻をつまむ。 「おうよ。向かいの家の旦那がいい酒が手に入ったなんて、いうもんだからつい飲んじまった。おかげで二日酔いだ。頭が痛ぇ。」 「頭が痛いのはこっちですよ。禁酒はどうしたんですか?まだ二日しか経ってないじゃないですか!」 けだるそうに椅子に座るアルッソに、呆れたようにセレンは言った。
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