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「ええ…っとですねー…」
冬麻先生はまさかの告白展開になすすべもなく、ただ硬直し、ドン引きしていました。
(イヤイヤあり得ないしというか大丈夫ですか頭ぱーになってませんか何か男の人なんですけど大丈夫なんですか新宿2丁目とかその辺りの人ですかそうなんですか嗚呼もう吐きそうな位頭グラグラするぅぅぅ…)
冬麻先生の心の中は雪国のように真っ白なのにもかかわらず、顔面は夏場の海のように真っ青なのでした。
パニックと言われるものです。
「落ち着け自分…っ」
「マジで大丈夫なの、この教師は?」
「突然の事で驚かれるのも無理はありません。ですがしかし、俺は貴方に一目惚れしてしまいました。受け入れて下さいってか受け入れろ」
わぁ、怖い。
今世界中の野獣達が一斉に総毛立つようなプレッシャーが、ギンギンに放出されてますよ。
人間じゃありませんね、分かります。
「このケダモノ…」
清水さんは、理解できないというように頭を振りました。
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