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「えへへ♪」
「辛夷も俺の代わりに頑張ってくれてありがとうな」
「はい」
「それと…、竜くんと千くんもおっきくなったね。また会えるだなんて」
そして海棠は最後に竜胆と千を見て優しく微笑んで頭を撫でた。
竜胆と千は首を傾げて海棠を見た。
見覚えがあるとは言っていたが、二人はあまり覚えていないらしい。
「親父こいつらのこと知ってんのか!?」
胡蝶花は驚き、訊ねた。
「…ああ。昔からな。というかお前らも昔に会ってんだぞ?…あ、記憶が無いんだっけか」
「…しかし、この間電話をした時には知らないと言っていましたよね?」
「言ったかぁー?俺、花に夢中になってたから間違えたんだろ」
海棠はまた苦笑いをし、頭を掻いた。
「んじゃとりあえず、一応自己紹介でもすっか!俺は山吹海棠。コイツらの父親だ」
海棠は両手を腰に置き、威張って竜胆と千に自己紹介をした。
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