進む

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前に進むために、人は歩く。 ただひたすらに一歩一歩、歩く。 右足を一歩前に出す。 そうすると、次には左足を前に出す。 右足を前に出し、そして左足がまた地面に着くまでの間。 桜が舞い散るよりも短い時の中にも、確かな始まりと終わりがある。 人は日々、終わりと始まりを繰り返して前に進んでいくのだ。 新しい、まだ見ぬ未来に向かって。
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