プロローグ

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「それともう一つ。とある団体から依頼がきた。語りの方のな」 「語りの依頼とは久しいな。しかも個人じゃないとは」 そう、康太の言うとおり団体での依頼は珍しい というか初めてだ 「もう設営は済んであるらしい。だから先にそっちに行くことにする。」 突然、美咲の落ち込んでいた顔が晴れ、鼻歌まで歌い始めた ・・・・・・後回しにするだけで最終的には行くんだけどな 言わないほうが面白くなりそうだから黙っておこう 「各自準備はいいかい?」 僕の言葉に二人が頷く その合図を受け取り、僕は口を開く 「それじゃあ――語りにいこうか」 摩訶不思議な世界にあなた達をご案内しましょう
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