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[蒼真ッ!]
「広域結界……ね。まったくどこのどいつの仕業だよ」
12月2日の夜。
急に街に展開された広域結界を俺とキバットは感じ外に出た。
ひどく嫌な予感がぷんぷんとしていたが気にしてなんかいられないな。
―――幼いキバ。
―――運命に、運命に負けないでください。
「………ん。誰だ?」
[どうかしたのか、蒼真?]
「うんにゃ、なんでもない。行こうぜキバット」
なんだろう聞いたことのある声がしたような、しなかったような…………気にしないでおこうかね。
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