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「まぁ、いいや。とにもかくにも、さっさと結界を張った方をぶちのめして帰ろうぜ」
[あぁ、そうだな―――ガブッ!]
「変身ッ!」
いつものようにキバに変身すると俺は翼竜の翼、ブラッディウイングを顕現させ、飛び出した。
◇◆◇
―――始まったか。
―――軌跡の可能性、キバ。貴方の力でこの闇を…………!?
―――なんだこれは?
―――これは……防衛プログラムか?
―――まさか……まさかナハトヴァールがキバを感知してこのプログラムを自動的に、いや本能的に組んだというのか!?
―――五番目の守護騎士プログラムを!?
―――あのときにキバに一度とはいえ敗北し封印されたことを学習したというのか…………。
―――くっ、やはり諦めるしかないのか。
―――いや、まだ諦めるのは早い!
―――クロトも言っていたことだったな………………。
―――諦めないことが……諦めない想いが奇跡に繋がると。
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