ストーカー?

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そう、うっとりと囁く風紀が、より一層気持ち悪く 身の危険さえ感じ 「止めろ!」 そう凄んでみるものの、恐怖感に支配された体はガチガチで 無意識に後退りしてしまう。 ガッ 「あっ!」 後退していた足が、何かを引っ掛けてしまい 体制を崩した俺は、そのまま床に倒れ込んだ。 不本意ながら、髪を撫でていた奴が咄嗟に頭を庇ったらしく 右手もいつの間にか俺の体の下に滑り降り込ませ、クッションにしてくれたらしい 痛くはなかったが 押し倒された様な体制は、より一層危機感を増した。 「次は瞳を確かめようか」 風紀はそう言うなり、俺の瞳に己の舌を差し込みペロリと舐めたのだ。 「ひやぁ!!」 俺は、一瞬何が起こったのか解らず 変な声を出してしまう。 「可愛いな敬一」 そんな事を口走りながら、今度は俺の耳に舌を這わせ ピチャピチャと音を立てて舐めたり、甘噛みしつつブレザーのボタンを外しにかかる 「全身を確かめてみないとな」 と、耳元で囁かれた台詞に頭が危険だと警鐘を鳴らした。 俺は、気付けば奴に頭突きを食らわせて 怯んだ奴を突き飛ばすと、風紀指導室にから逃げ出していた。
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