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カラコンは、本当は怖いからも有るんだけど
そんな事は、カッコ悪いから敢えて伏せた。
「ふーん、敬一プライド高いもんな
俺、そんなお前が大好きだぜ!!」
「おい、何だよ引っ付くなって」
保坂はスキンシップがやや激しく
よく抱き着かれるのだが
好かれるのは嫌じゃないし
本当は、嬉しくも思っている。
「そうそう、今日、電車でなぁー…」
俺は、ついでに仔犬ちゃんの話を保坂に話た。
下校時刻
俺は、嫌々ながら風紀指導室に足を運んでいた。
容姿のせいであれやこれや言われる事が嫌な為
制服の着崩しとピアス以外は優等生でやっている。
テストだっていつも上位だし
そんな優等生な俺が呼び出しをすっぽかし
『やっぱりああいう容姿の奴は』とか言われると、俺以外の奴まで悪く思われてしまうからな
「失礼します」
俺は一応頭を下げ、風紀指導室に足を踏み入れた。
中には居たのは、風紀野郎だけだった。
そういやぁコイツ、名前なんだっけ
多分、同学年なんだけど
因みに、俺は高校2年生
中弛み中である。
「よく来たな、まぁ座って反省文を…」
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