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「今回あいつ?」
「そうよ。まだ覚醒していないらしいわ」
「え~、しょぼい」
「あら、そんなことないわ。彼、水のRS(特異反応)らしいわ」
「…溝端蜜とかうちの琥珀みたいな感じ?」
「えぇそうよ」
「…そっか、それじゃ始末しなきゃね。くくっ、楽しみ」
「あら、まだ覚醒していないわよ」
「ちぇっ」
* * *
「楽しみだなー。俺、彼女ほしいんでっ」
合コンに向かってる途中、浩二バカだなと思った。
まあこれを思ったのは30回目くらいだろうか。
合コンにくる女なんか大体、軽い女だ。
浩二はなんだかんだ慎重派だからすぐに振られるに決まってる。
「まあ、がんばれ」
「おう!あっ、あそこ。そこのカフェだよ」
「はいはい」
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