入門

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総「蓮火、着物・・・着れないの?」 う・・・ 蓮「どうやるかを着付けて欲しい・・・です。」 そう言うと、総司が少しびっくりしたあとに困ったような顔をした。 仕方ないことなんだよ?僕、着たことすらないからね? 教科書の世界でしか存在しなくなっちゃってるし・・・ 総「いいけど・・・蓮火、女の子でしょ?」 蓮「・・・あぁ、そっか。僕、女だった←」 総「え。」 というか、自己申告せずに気づいてくれた人、総司が初めてかも・・・ 総「僕は別に気にしないけど、蓮火は?」 蓮「気にしない。周りが男しかいなかったからな・・・」 口調とかもそれに影響されてこうなった。 元の年齢、つまり15歳でも、胸は見られても恥ずかしくないくらい絶壁だし← 総「でも、僕もそんな着付けるほどじゃないから・・・やり方だけ教えるよ。」 蓮「お願いします。」 斯くして、僕は総司に着物の着方を教わることにした。 ーーーー10分後。 総「なーんだ!蓮火、ちゃんと着れるじゃん!」 満面の笑みでそう言って僕の頭を撫でてくれた。 総司の言う通りに着ていくと、自分が思ったよりも上手く着ることができた。 蓮「総司、教えてくれてありがとう。」 総「ううん。今度からは自分で着れそうだね!」 ふっと微笑めば、僕よりずっと眩しい笑顔で返してくれた。 総「じゃあ試衛館を案内・・・って言いたいけど、ひとつしか行けなさそうだね。どこがいい?」 一つ・・・ 蓮「じゃあ「総司ぃ、入るぞー」 能天気な声と共に入ってきた人物は・・・
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