入門

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ー土方 歳三sideー 土「お前らーっておいっ!」 縁側には総司と、総司と同じくらいの年で、黄色の髪をした・・・蓮火?が寄り添って寝ていた。 えーっと・・・まぁとりあえず、 土「起きろーっ!!」 蓮「ん・・・?」 一番に反応したのは蓮火周りをキョロキョロと見回して、俺を目に止める。 蓮「あれ、僕・・・そっか。えっと、おはようございます。」 土「お、おう。・・・おはよう?」 そのおはようございますの前までの間が訳わかんねぇ・・・ 蓮「あ、総司、起きて・・・。」 土「あっバカ!蹴飛ばされ「ん、おはよ・・・」 ない、だと・・・?! 総司は寝起き、ほぼ最高潮に機嫌が悪くなる。 俺が起こしにいくと蹴飛ばすまたは殴ってから「うっせぇ土方」って悪態つくくせに・・・ 蓮火って分かった途端に笑顔で答えやがった。 総「で、土方さん。蓮火はここにいることになりましたか?」 土「あぁ、蓮火を置くことに決定した。ただし、ここは天然理心流試衛館だ。仮入門してもらうことになった。」 これは決定事項。こいつが女かどうか、そうだとしても腕前はどうなのかで入門か決めるそうだ。 総「ということは僕とほぼ同時行動だね。」 土「あぁ、住み込みの条件は同じだからな。ついでに部屋も同じになるかも知れないんだが・・・」 総「えぇっ!僕の部屋に3人も?!・・・蓮火ならいいけど。」 文句は結局ねぇんだな。蓮火は空見つめてるからこいつも異論なしと見る。 土「それはそうと、蓮火。お前の着物はそれだけか?」 ずいぶんと変な着物だが・・・ボロボロだ。 蓮「あ、はい・・・」 総「じゃあ、今日は僕の着物を着てください!」 蓮「本当?ありがとう。」 総「じゃあ土方さん、蓮火が着替えたあとに試衛館を案内するので、夕飯の時に呼んで下さい!」 そういって総司と蓮火はパタパタと走っていった。 自分勝手なやつだ・・・
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