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次の日、学校では野球部のマネージャーの募集の話になっていた。
何らかの事情で野球部のマネージャーが
辞める事になってしまい、放課後、部活をやっていなかったりヒマな人を集めて新しいマネージャーを決めるというものだった。
もちろん、自ら志願してやる人なんて一人も居ない。
そのため休んでいた冬夏がやることに勝手になってしまった。
冬夏の部活動は研究部で活動も少ない。
風美は、冬夏一人にマネージャーを押し付けるのは悪いと思ったらしく後々、先生に「私もやります。」と言ってくれたみたいだった。
と今日も風美がくれたメールで知った。
別にいつも本当にヒマでやることは無いのだが、勝手に決められて少しイライラする。
それに私が一番恐れている事が…
竹岡冬真が野球部だと言うこと。
私は風美に(本当に私がやるの?)と確認したが本当らしい。
そのメールをみてからため息が止まらない。
風美に明日の持ち物を聞いて早めに寝た。
明日も休みたいが、風美にマネージャーの仕事を全て押し付けるのは悪いので行くことにした。
さすがに冬真に会いたくないからずっと休んでいる訳にも行かない。
どうみても顔色は良いし、ごまかしが利かない。
もうやるしか無い。
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