6人が本棚に入れています
本棚に追加
風美のこの顔は言うか言わないか悩んでいる顔だろう。
「冬夏…。東くんの事、気になる?」
「は?私?」
まさかの予想外の答えに思わずびっくりした。
「うん。なんかさっきから東くんとめっちゃしゃべってるし。」
「…!?そんな事ない!無い無い無い!」
「本当に?冬夏に勝てる気しないから。」
「風美、本当に違うからね!大丈夫だよ!頑張って。」
「…うん。」
ふと、グラウンドに目線をやると、マウンドには冬真がたっている。
背が高くて足がすらっと長くて…
かっこいい。
黙ってさえいれば。
冬真がボールを投げる先には東くんがいた。
あの2人、バッテリーなんだ。
最初のコメントを投稿しよう!