いじわるなお隣さん

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「あーみんなおはよー。」  「冬夏。今日、遅刻じゃあない?」 と風美が苦笑いで私に声をかけてきた。 「あのさー。」 風美と私が話をしていると、隣の席の 冬真が私に初めて話かけてきた。 「私!?」 私はびっくりして自分で自分を指差し ながら聞き返した。 「あのさー。」 「お前、遅刻とかマジありえねぇから。」 えっ? 私が困惑していても話は続く…。 「俺も何かと先生にお前の隣りだからっ てお前がやんなきゃなんねぇー仕事まで 押し付けられて超~迷惑なんだけど。」 超~迷惑? 「竹岡君。その言い方は無いんじゃあな い?」 風美の注意の仕方、小学生みたい。 風美が私の代わりに冬真に強く言った。 「冬夏だって寝坊したくてしてる訳 じゃないだろうし。注意にも言い方があるよ。」 「風美、いいよっ。私が悪いんだから。 ごめん。竹岡君。」 私は2人の会話を聞いて口を挟まずにはいられなかった。 「…。」 冬真は目を逸らして怖い顔で私の謝罪を無視した。 なんて嫌な奴だろう。
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