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―――翌日
僕が目を覚ますと山ちゃんが隣で寝ていた。
ゆ「山ちゃん…起きて?」
山「あ、ゴメン…寝ちゃった」
ゆ「ううん、別に大丈夫だよ。山ちゃんにお願いがあるんだ」
山「何?」
僕が死んじゃう前に山ちゃんに言いたい事があったんだ。
ゆ「あのね…僕が死んじゃう前に、みんなに会いたいから連れていてほしいの」
山「裕翔…、まだ死んじゃ嫌だ…グスッ」
ゆ「泣かないで。だからお願い、みんなの所に連れていて」
山「わかった…。ちょっと先生に聞いてみる」
ゆ「うん…」
山ちゃんは泣きながら先生の所に行った。数分後…山ちゃんが戻ってきた。
ゆ「先生は何って?」
山「まだ体調が良くないから安静にしてだって。良くなったら一時退院していいって」
ゆ「そっか…。」
確かに…今の僕は体調が良くなかったし少しキツかった。
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