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桜井家への結婚の挨拶も人騒動。
あんなに緊張しているがっくんを見たのは最初で最後かも///
初めて実家に来た時もかなり緊張していたけど、その何倍も緊張していたがっくん。
「お義父さんたち…結婚のこと、許してくれるかな?
……全部知ってるんだもんな…」
がっくんが心配していたのは、私たちが一年間離れていたこと。
がっくんが悪いわけじゃないのに、「私に辛い思いをさせてしまった」って気にしていた。
「大丈夫!
パパもママもちゃんと分かってくれてるから♪」
「……ダメだ…胃がキリキリしてきた…」
可哀想になるぐらい緊張していたがっくんだったけど…
「あ、あの…この度は僕のせいで、たくさんひなさんを泣かせてしまいました…
でも今後は全力でひなさんを守ります!
ですので…どうか、ひなさんと結婚させてください///」
そう言って、手をついて頭を下げたがっくん。
私もがっくんに続いて頭を下げた。
「あっ…えっと……」
「はい!喜んで♪」
パパが頭をポリポリかきながら言葉を選んでいると、パパよりも先に返事をしたママ。
しかも、その返事は居酒屋の店員さんのよう。
「やった~!
Gacktさんが俺のアニキになるんだ///
マジ、サイコー♪」
「お婿さんがアイドルだなんて夢みたい♪」
こんな感じで、テンションが高いママと龍二に飲み込まれそうなパパだったけど、その横でがっくんと熱い握手を交わしていたのを私は見逃さなかった。
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