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「見ーちゃった♪
さっき、あんだけ長い誓いのキスしたばっかなのに、まだ物足りないのかよっ?(笑)」
「Renさん、ひがまない、ひがまない♪
でーも!Gacktさんたち主役がいなくなって、どーするんっすか?(笑)
Renさんのワンマンショー、キツイっすよ…」
現れたのはRenさんとYamatoさん。
私は恥ずかしさのあまり、抱き上げられた状態なのにバタバタと手足を動かし、急いで地上へと降り立つ。
「ごめんなさい///
すぐ戻…る……???」
どうして疑問形になったかというと…
RenさんとYamatoが私の両脇で軽く肘を曲げ、私の腕組みを待っていたから。
「えっ!?」
私は振り返り、思わずがっくんを見つめる。
すると、がっくんは短いため息をつき、首を縦に振った。
「今日だけだかんな!」
ぶっきらぼうな言い方だったけどがっくんからの許可が下り、私は笑顔で二人の腕に腕を通した。
「両手に花」とは正にこの状態。
世界一豪華なエスコートでパーティー会場に戻った私を待ち構えていたのは、桃と夏帆ちゃんからのブーイング。
「〈tie-up〉独り占めして、ずるーい!」
「そーだぁ!そーだぁ!」
「エヘヘ///いーでしょ?」
酔っ払いながらタッグを組む桃と夏帆ちゃんに対し、珍しく言い返した私。
きっと幸せのパワーがそうさせたのかも///
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