2631人が本棚に入れています
本棚に追加
桃
パパの転勤で小4の時に転校を余儀無くされた私だったけど…
人一倍人見知りが強かった私は、なかなか自分から輪の中に入ることが出来なくて…
そんな時、一番最初に声を掛けてくれたのが桃だった。
思い返してみればあの頃から姉御肌。
困っている人を放っておけない性格で、男子からは「女番長」と呼ばれていた。(笑)
私の思い出には、いつも桃がいた。
嬉しい時も、楽しい時も、悲しい時も、辛い時も…
一緒に笑って、泣いて…時には怒られたりもして…
私にとって、かけがえのない大親友。
そんな桃の恋愛対象は包容力のある大人な男性。
でも桃は世話好きだし、私は意外と年下が合ってるんじゃないかな~…なんて勝手に思ってる。
「ひな~///」
「ほら、桃…泣かないでよ…///」
「うん、そうだね!おめでたいのに泣いちゃダメだね///
でも…ホント、1年前はこんな日が来るなんて思ってもなかったから…嬉しくて…」
「…うん…ありがと///
桃のおかげだよ♪」
私がそう声を掛けると、桃は泣きながら私に抱きついた。
「今度、家出する時は、ちゃんと相談してよ!
ちゃんとかくまうから、いきなり姿消すとかナシだからね!!」
「……桃ちゃん、縁起悪いこと言わないで///(笑)」
「あははは…そうでした♪
Gacktさん…ひなのこと、よろしくお願いします///」
「任せといて♪」
こんなにも私のことを心配してくれる桃。
いつか恩返しができるとイイな♪
.
最初のコメントを投稿しよう!